【店主の日記】震災から10年が経ちました
みなさんこんにちは。
2011年3月11日の東日本大震災から10年とひと月が経過しました。改めて震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
令和3年も2月、3月と2回も震度5や震度6という大きな揺れを伴う余震が発生しました。やはり揺れが長く続くと当時を思い出しどうしても怖くなります。
震災以降10年お店を維持できていること、大変感謝しております。これもお客様や取引先、スタッフ、家族や友人・知人の支えがあってこそだと思っております。
毎年震災直後のブログの記事を引用し、私自身も読み返しては防災、減災対策を見直すきっかけにしております。実際に2018年にお店の建物を耐震工事をして首都直下地震に対して備えることができました。
ひとつ地震に備えたら次は超大型の台風や豪雨災害、新型コロナウィルスなどの疫病の蔓延といった新たな危機管理も求められるようになりました。なんだか疲れてしまいますが、東日本大震災の時と同様に今目の前で起こっていることから学んで将来の危機に備える。やるべきことをやってあとは平時を楽しむ余裕を持ちたいものですね。
震災から10年という節目のご挨拶として
ステラコリス店主
〈以下 2011年3月11日のブログの転載〉
私、ステラコリス店主はケガもなく無事です。
携帯、携帯メール、一般電話が通じないので、HP上でお客様、スタッフのみんな、私の愛する家族に現時点での安否を報告します。
店内はワイングラス、ワインボトルなどが割れ床に散乱しており、それを片付けております。このまま揺れが収まれば営業は可能ですが、日本国内に多大な被害をもたらし、東京都心に居られる方であってもご親戚やご友人が震災に巻き込まれていることもあるかと思います。ご自宅の状況も心配かと思われますので、本日ご予約をいただいているお客様は当方に連絡なくキャンセルしていただいて結構でございます。
どうかこういうときこそ周囲の人と力をあわせて無事に家に帰りましょう。私はしばらく後片付けをしながら様子を見てどうするか判断いたします。
店主
<追記>
今回の震災で多くのことを学び、考え、心がけるようになりました。この記事は私の安否確認のため関係者に向けとっさの判断でブログに書き込んだものですが、この日この時に芽生えた災害に対する心構えを後々の人生においても忘れぬよう店主の日記として保存することにいたしました。
写真は震災によって棚のグラスやワインが割れた様子 (店主)