【10月のおすすめ】イタリア地品種の白
10月のおすすめ白ワインです。暑い夏は味も香りもハッキリしたニューワールドワイン(リーズナブル&ハイクラス)をご紹介しましたが、涼しくなってきた秋口はイタリアでしか作られていない地品種を使った白ワインをご紹介します。
皆さんはワインの原料となるブドウの品種をいくつご存知ですか?
シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、リースリング、etc…。フランス原産の国際品種(ヨーロッパ、ニューワールドを問わず栽培されている世界的に知名度の高いブドウ品種)ぐらいは知ってるけど…、といったところでしょうか。
実はイタリアでは現在栽培されている主要な品種だけでも200〜400種あると言われています。一方で既に絶滅したとされているブドウもちらほら。ワインの香りや味の大半はブドウ品種で決まるので、それほどイタリアワインの味わいは多様で多彩。だからイタリアワインは面白いと言われるのです。
さて、今回はそのような多彩なイタリア地品種の中の新星『インクローチョ・マンゾーニ』から作られた白ワインのご紹介です。スッキリとした柑橘系の味わい、リンゴやハーブの香りも。ピノ系の品種とリースリングの掛け合わせの品種とのことですが、『ミュラートゥルガウ』や『グリューナー・フェルトリナー』にも似た香味のある白ワインです。
この作り手だけが栽培している『超レアなブドウ品種』とのことなので、ワイン好きのお友達に「こないだマンゾーニってブドウのワイン初めて飲んだけど美味しかった〜」と自慢できます。(実際に飲まれたお客さんの素直な感想ですけどね)
そうこの白ワイン他では飲めません。
あともう一本はとってもドライでミネラル感たっぷりの白ワインとしてお馴染みの『グレケット』です。これは通常樽で熟成させないのですが、しっかりと樽の香りと味わいが乗っています。
ミネラリーで硬質なシャルドネを敢えて樽で寝かせたシャブリと言った感じでしょうか。
ちょっとマニアックな解説になりましたが、どちらもリーズナブルな価格です。メジャーな国際品種以外にも飲んでみようかなという方には間違いなく白ワインの世界の新たな扉を開けてくれる二本だと思います。
では皆さん、ワイン共々ご来店お待ちしております。
店主