ペコリーノ・サルド入荷
イタリアは本当によくチーズを食べます。そのまま食べるだけでなく料理にもよく使います。
パルミジャーノやモッツァレラ、ゴルゴンゾーラはよく見かけるようになりました。でも意外と知られてないのが羊乳を使ったチーズ「ペコリーノ」です。独特の風味があり、歴史的にも古く、山がちなイタリア中部以南では牛乳のチーズよりもメジャーです。
そんなペコリーノのうちサルデーニャ島で作られているのが「ペコリーノ・サルド」です。熟成期間によって硬さや味わいが異なり、ものによっては羊乳と牛乳をブレンドしたものもあり、同じペコリーノでも様々な味わいが楽しめます。
今回は熟成が若く食べやすいドルチェタイプ。ムチムチとした食感はセミハード系のチーズに近く、羊乳の濃厚な味わいも楽しめます。
イタリアワインのおつまみにぴったり。オススメです。
今、ラグビーはどんくらい人気なの?
毎年この時期に高校のラグビー部のOB会から現役学生の活動報告が届きます。少子化の影響なのか、少なからず怪我をするスポーツだからか、15人の団体球技なのに部員が9名しかいないとか。
結構強いチームのはずなのになぁ。戦績よりも部員が足りないってことが残念。
OB会費の大半は現役の活動補助に当てられるそうなので、僅かながら僕のお小遣いから寄付してますが、もう少し部員集めて母校単独でチームが組めるとこから再起を計って欲しいです。
ラグビーに限らず若い時に仲間とやたらめったら身体を鍛えることは後々の社会人生活で何かしら役立つと思う。
今、ラグビーってどのぐらい人気あるのかな?人気でいうと昔以上にサッカーの方が人気がありそうだけど…。
母校の後輩に限らずラグビーやってる若い子を影ながら応援してます。
店主
ペポーゾ(トスカーナ風牛肉の赤ワイン煮込み)
ペポーゾは中世からトスカーナに伝わる煮込み料理です。
ゴロンゴロンと大振りに切った牛肉を赤ワインのキャンティと胡椒、ニンニクでコトコト柔らかくなるまで煮込見ました。
香味野菜などを使わないので洋食屋さんのビーフシチューのように野菜の甘みが主張しないドライな大人味の煮込みです。
また小麦粉やバターなどトロみの付くものを使わないので、冷めてゼラチン質が固まらない限りはキレの良いサラりとした煮汁です。
たっぷりの粒コショウでスパイシー。濃厚で赤ワインの風味が染み込んだ柔らかい頬肉を噛みしめればゼラチン質豊富で厚みのある味わい。付け合わせには有機栽培の冬の葉野菜を使ったブレゼやマッシュポテトが添えられます。
お察しの通り、確実に赤ワインが飲みたくなる本格派の直球料理です。
中世においては胡椒は高級品。それを贅沢に使った王侯貴族の食事を一度味わって下さい。
もちろん中世にはトマトもありませんので、イタリア料理では珍しいと思われるかもしれませんがトマトの入らない煮込み料理です。
どうぞお待ちしております。
店主
追記:ペポーゾについては中世後期(初期ルネサンス期)のフィレンツェで、有名な大聖堂のドーム状の天蓋を作る一大事業の際に必要となった大量の煉瓦を焼く工場の窯の熾火で労働者のためにまとめて作り振舞われ普及したという説があります。