震災から2年が経ちました
みなさんこんにちはステラコリス店主でございます。
2011年3月11日の東日本大震災から2年と3日が経ちました。
今週は面接やら厨房機器の故障やらで本業以外で何かとバタバタしておりましたが、すこしPCの前に座る時間が取れましたのでHP上のこの場を借りて改めて震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。私としましては今なお元気にお店を続けられていることに感謝し、今後も多くの皆様に楽しいお時間を提供できるようお料理やサービスの向上に一層励んでいきたいと思っております。
下記は震災後のブログの記事の引用です。私自身も読み返して定期的に当時のことを思い出し、防災、減災の意識を高め、お客様の安全を確保することの重要性を確認するため毎年掲載するようにしております。
大震災の節目のご挨拶として
ステラコリス店主
<以下11年3月11日のブログからの引用>
私、ステラコリス店主はケガもなく無事です。
携帯、携帯メール、一般電話が通じないので、HP上でお客様、スタッフのみんな、私の愛する家族に現時点での安否を報告します。
店内はワイングラス、ワインボトルなどが割れ床に散乱しており、それを片付けております。このまま揺れが収まれば営業は可能ですが、日本国内に多大な被害をもたらし、東京都心に居られる方であってもご親戚やご友人が震災に巻き込まれていることもあるかと思います。ご自宅の状況も心配かと思われますので、本日ご予約をいただいているお客様は当方に連絡なくキャンセルしていただいて結構でございます。
どうかこういうときこそ周囲の人と力をあわせて無事に家に帰りましょう。私はしばらく後片付けをしながら様子を見てどうするか判断いたします。
店主
<追記>
今回の震災で多くのことを学び、考え、心がけるようになりました。この記事は私の安否確認のため関係者に向けとっさの判断でブログに書き込んだものですが、この日この時に芽生えた災害に対する心構えを後々の人生においても忘れぬよう店主の日記として保存することにいたしました。
写真は震災によって棚のグラスやワインが割れた様子 (店主)
やはり火加減、塩加減は大切ですね
一般的に街場のイタリアンは前菜をちょこちょこっと食べてパスタかピザ食べて終わり。セコンドピアット(メイン料理)まで召し上がることはないようです。
食べない理由は色々あるかと思います。ひとつはお肉なりお魚は「焼きっぱなし」で料理としてつまらない。さらには美味しくない。リストランテクラスのお店でなければそんなお店が多いのも確かです。
写真はサンプルですが「食材の持ち味を各調理技法の特性と組み合わせて最大限に活かす」を信条とする僕が単なる国産若鶏(ブロイラー)のもも肉をグリル(仏:グリエ、伊:グリッリア)にしたものです。
もちろんステラコリスの通常営業のアラカルトメニューでは、各種軍鶏(掛け合わせ種含む)や名古屋コーチンなどの地鶏、大山鶏などの銘柄鶏になります。
この単なる国産若鶏がどれだけ美味しいのか?は、これを食べたスタッフが知ってたりします。
少しハーブを効かせて、フリウリかトレンティーノあたりの清々しい香りのソービニョンブラン。あるいはミネラル感のある上質なトレッビアーノかピノグリージョと合わせて食べたい。
そろそろ準備に取り掛かりつつありますが、そんな食べ合わせができるお店にしていきたいと考えております。
オーナーシェフ兼シニアソムリエのステラコリス店主の独り言
白スグリのスパークリング
古い友人の妹さんから差し入れをいただきました。結構前に貰ったんだけど、嫁さんが授乳が終わるまで待ってお祝いとして開けてみました。
葡萄の栽培北限より遥かに北の北欧産の白スグリのスパークリングです。
葡萄以外を使ったフルーツワインは甘口が多いのにこれは辛口、しかもスパークリング。白スグリ100%なのか、葡萄との混醸なのか、ワインベースに白スグリのブレンドなのか分からないけど美味しい。
シャルドネやピノなどのメジャーな葡萄ではない地品種で作りましたと言われたら、へーそうなの?、と言って葡萄のスパークリングとして飲んじゃうと思う。
たぶんポリフェノールに由来すると思われる、苦味、渋味といった収斂味が豊か。
面白いお土産、ありがとさーん。
店主