部分分煙に戻ります
2010年2月より実験的にスタートし、2010年5月より正式に導入しました完全分煙化ですが、2011年5月を機に部分分煙に戻すことにいたしました。
「説明無き方針転換」は現在の与党「民主党」のようで個人的にはあまり気分が良く無いのでここに正式に宣言いたします。
一応ソムリエとしては、飲食店が公共の場であり、ワインが他の酒と異なる「豊かで複雑な香を楽しむ」という性質のものなので、タバコは奨励しないという立場に変わりはありません。
でもね、有名ソムリエのワインバーでも普通にタバコOKなくらいだし、酒飲むとタバコ吸いたくなるんだよという愛煙家の要望を汲まないのもどうかという葛藤もある訳です。
完全分煙化を導入した当初に禁煙席しか空いてなくて、かなりのお客様をお断りして売上が大きく減ったというのも現実。(それでもこの不況下で1年続けるのはなかなかの蛮勇でしょ?)
世の中の禁煙化の流れや去年のタバコの大幅値上げで一時的にタバコを吸う方が減ったのは感じましたが、1年やってみてまだ時期尚早と判断いたしました。
ただし、以前同様にお客様の中に妊娠中の方がおられる場合は、大人のマナーとしてタバコを控えていただけるようお願いするかと思います。その際には快く対応していただけますようお願いいたしますね。
店主
ダバダバダ~♡
先日、映画「男と女」の話をブログに書いたばかりなんですが、高知からこちらのダバダバダ~♡が来ました。
土佐っ子の後輩です。出張のついでに寄ってくれました。
そもそもの生産量が少なく高知でも手に入ったり入らなかったり。
ちなみにこの後輩は有機農業やってたりして。んでもって今年あたりからその有機野菜がステラコリスにも登場したりするんですわな。
単に有機だからって安心安全なだけの野菜には懐疑的な僕。美味しいかどうかが重要でしょ。
高知の気候に合って、適切な有機農法を選択することで、明らかに通常より美味しくなる野菜だけ送りますと言われりゃ、こちらとしましてもよっしゃこーい!となるわけです。
ま、何はともよりダバダバ火振ありがとね。みんなで美味しくいただきます。
密入国者
フランス産のアスパラソバージュが入荷しました。意味は「野生のアスパラ」ですがホントはアスパラとは別の野菜。以前にも書いたのでこのぐらいにしておいて。
今回は米粒程度の大きさの密入国者を紹介します。
フランスからアスパラに隠れてやって来たデンデーヌさんです。(カタツムリ、推定0歳、設定上はメスということで…)
広島から牡蠣の殻に隠れてやって来たカニ夫とムル太郎以来の珍客です。
現在、調理場の片隅で飼育中。カニやムールと違って普通に成長しちゃいそうだよ。
将来的にはどうしたものか?皇居のお堀にでも放してやりたいところだけど、あそこ色んな研究者が生態系の調査してるからな。マズイよなー。
会いたい方、あるいは飼いたい方はその旨をコッソリとスタッフまで。
男と女
はぁ〜(-_-;)
皆さんGWいかがお過ごしですか?今日は山のようにたまった雑務をいやいや片付けながら一日を過ごしました。
ハッキリ言って休日感ゼロ (´Д` )
疲れたのでTSUTAYAの旧作無料チケットで古き良き「おフランス映画」を見ることに。
ダバダバダ~♡でお馴染みといえば、(株)無手無冠の栗焼酎「ダバダバ火振」(まじ旨い!土佐っ子サイコー!)か、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」でしょ。
昨日、久々に訪れた東京で最も技術レベルの高いリストランテで飲み切れもしないワインをオーダーし、案の定持ち帰ったのでそいつをチビりチビり呑りながら見た。
ワインは合田さんが入れたベナンティのエトナ・ロッソ。
「ワインは安くて味が濃いのが一番!」っていう傾向が強い神田では評価されないかもしれないですが、ネレッロ・マスカレーゼ主体の飲み口が綺麗なシチリアの赤。割とコッテリしたお料理やナッティな熟成したハード系チーズに合わせやすい。逆に熟成の浅い生ハム、あるいは水分活性の下がりきってない生ハムの柔らかい部分とは相性が良くない気がする。生肉感とそれに伴う鉄っぽさが何ぜかギクシャクするのよね。
アタックでは割と樽が主張してくるが、嫌味がなく必要充分な果実味と心地良く程よく熟れた酸味が飲み下した後にその印象を変えてくれるだろう。
おっと、ワイン評なんてどうでもいい。話が大きく逸れた。
改めて観ると、いくらおフランスにかぶれていても19、20の歳では理解できんかった大人の映画ですな。30も後半になればつくづく味わい深い映画ですよ。
公共の場での喫煙が許されない現代ヨーロッパでは考えられないかもしれないが、さりとて当時レストランで煙草を喫うのはいかなるタイミングかもサラッと描いている。
「エチケット」、そう、フランス語の「エチケット」が食事のシーンや男女の関係においてさりげに登場するなんともオサレな映画です。
映画の世界と思えばウットリですが、かつての国民的美少女とF1レーサーという映画の主人公に近いカップルが実在することを知るオジサンには妙なやり切れなさが残る。これって庶民のひがみか?
まあ、いいや。久々に長めにブログ書いてみた。こんな休日もイイやね。
(店主)